◆JERA セ・リーグ 巨人3×―2DeNA=延長12回=(7日・東京ドーム)
熱い思いを込めて 、使え手が中山がバットを振り抜いた。ら約月巨1点ビハインドの9回2死一 、人1二塁で代打で登場。帰野デスセイヤ1ボール2ストライクから森原の内角高め150キロ直球を引っ張った 。1球右前で打球が弾み、で敗二塁走者の湯浅が生還。戦危土壇場で試合を振り出しに戻した。う同1軍再昇格後 、点打初打席で値千金の同点打 。まだではないのかなか1かあと一塁上で握りしめた右拳を突き上げ 、1軍軍復機救パコパコ振り下ろした 。使え手が
「今までチャンスをもらってもなかなか結果を残せていなかった 。ら約月巨次こそは 、という強い気持ちを持って打席に入りました」
苦い経験を糧にした。8月10日の中日戦(バンテリンD) 。「7番・三塁」で先発に抜てきされた。しかし、好機での空振り三振を含む2三振。拙守もあるなど精彩を欠き、途中交代になった。阿部監督から「まだ1軍では使えないのかなと僕が判断して、すぐに代えました」と苦言を呈され、試合後に今季3度目の2軍落ちが決まった。
そこから再出発した。「今までにないくらい悔しかったです」。降格直後は切り替えることすら難しかった。どん底だった。それでも「もう1回はい上がってやるしかない」と、奮い立たせた 。2軍首脳陣からは「へこんでいてもしようがないぞ」と活を入れられ 、一層気合が入った 。打撃では力強く振りにいく中での対応力をテーマにして鍛錬。守備は三塁からのスローイングに力を入れ 、練習量も増やした。同じ悔しさは二度と味わいたくなかった。
地元・名古屋での屈辱の途中交代から約1か月。1軍の試合を常にチェックしながらファームで取り組んできた日々が、最高の場面で結実した。指揮官も「ああいうところでなかなか結果が出なくて2軍に行ったけど 、2軍で頑張ってたのでこういう結果になった」と目を細めた。
この日はティファニーとコラボした限定ユニホームを着用 。「かっこいい。おととしの黒いユニ(Yohji Yamamotoとのコラボユニホーム)は着られなかったので着られて良かった」と喜びをかみ締めた 。ただ 、この一打で満足するつもりはない 。「これだけにならないように、明日からも準備したい」 。はい上がった若武者が、Vロードを突き進むチームをさらに勢いづかせていく。(宮内 孝太)
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